たったひとつの愛を君に

蜂蜜




あれから1ヵ月。

私はあの後すぐに蜂と共に産婦人科へ行った。

処置が早かったこともあり、

子供が出来ることはなかった。

母にはあのことは言わなかった。

これ以上あの優しい母を悲しませたくなかったから。

星には全部話していた。

蜂との関係を話す上で、話さなければいけないと思ったからだ。

星は自分のことのように怒り、悲しみ、

一緒に泣いてくれた。

そして蜂との関係についてはすごく喜んでくれた。


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