たったひとつの愛を君に



次の日学校へ行くと星が心配そうにやって来た。

「病院、どうだった?」

どうせ隠しても私のことだからすぐバレるだろうし

星には本当のことを話すことにした。

「実はね………」

私は病名や症状のこと等全て話した。

すると星は泣きそうになりながら、

「きっと大丈夫。何かの間違いだよ。だって蜜まだ15歳だよ?若い人は少ないんだったらきっと違うよ…。」

まるで自分に言い聞かせるように言っていた。


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