たったひとつの愛を君に



話していいのだろうか。

蜂にも苦しみを背負わせてしまっていいのだろうか。

でもあそこまで言わせて隠してたら

蜂を傷付けるんじゃないだろうか。

遠ざかる蜂の背中を見つめながら

私は1人考えていた。


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