たったひとつの愛を君に



「これから俺も星ちゃんと一緒に蜜のこと支えるから。その病気であっても違っても関係ない。蜜が苦しんでることには変わりない。だから辛くなったらいつでも言えよ?な?」

泣きながらそういつもの笑顔で言う蜂。

やっぱり優しい蜂。

こんな私を支えてくれる。

私の為に泣いてくれる。

嬉しさと申し訳なさで私は涙が止まらなかった。

私が泣き止むまでずっと蜂は背中を摩ってくれていた。


< 97 / 322 >

この作品をシェア

pagetop