これを私という。

暗い帰り道はやけに道が広く感じた。


寂光ランタンの色をした街灯はまるでまだ私に期待をさせようとしているようだった。



何度も先生があの教卓にいた姿を頭に浮かぶ。



行けなくてごめんなさい。


どうせ許してはくれないけど約束を破ったことに対して私はどうしても謝りたかった。

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