星空を見上げて

女子旅


ホテルに戻ると

「明日は急きょ会社に顔を出すことになった
姉きに頼んであるから2人で出掛けてくるといい」

「絵里さんと?」

「姉きと一緒なら葵も楽しめるだろう?
俺も安心して仕事に行ける」

「そういうことなら・・分りました」

・・・・・

翌朝目が覚めると8時前
圭介さんは既に出掛けたあとだった


今日は絵里さんと出掛けるんだけど電話したほうがいいかな
と思っていたらケータイが鳴った

「もしもし?」

『葵ちゃんお早う、今からそっちに行くから支度して待ってて
それと2日分の着替えを準備しておいてね』

「はい分りました?」
私は急ぎシャワーを浴びると支度を済ませると
2日分の着替えをスーツケースに詰め絵里さんを待った

しばらくすると絵里さんがやったきた
絵里さんもスーツケースを持っている

「絵里さん今日はどこに行くんですか?」

「これから温泉に行くわよ」

「温泉?」

「そっ、いつか機会があったら一緒に行こうって言ってたでしょ」

そういえばそんなこと言ってたっけ

「宿は手配してあるから」

「何泊ですか?」

「2泊3日」

ということは最終日前日に帰ってくるってことだよね
5日目は東京を発つから前日が事実上の最終日になるけど

「圭介には言ってあるから・・さっ出掛けよう」

「はい」スーツケースを持つとホテルを出た


< 134 / 183 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop