年下彼氏と甘い恋
私は、なんて顔を陽太にさせているのだろう。
張り裂けそうで、切なげで、それでいて温かくて幸せな顔を。
陽太は、26年も私を見ていてくれた。
他の男性にばかり目がいく私を、彼はどんな思いで見ていたのだろう。
「里佳子、好きって言って」
陽太は甘く優しい笑顔で私を見る。
よく見る笑顔なのだが、今日はどこか妖艶ですらある。
大人の色気とでもいうのだろうか。
その表情にゾクッとした。
こんなにも甘くて危険な陽太を、今までよく異性として意識しなかったのだろう。
可愛い弟なんて豪語出来たのだろう。
いずれにせよ、もう元の関係には戻れない気がした。
陽太に胸を狂わせ、陽太に身体を震わせ……
陽太に恋い焦がれている。