年下彼氏と甘い恋





そんな私の耳元で、陽太はそっと囁いた。




「でも、里佳子を思う気持ちは変わらないよ」




その声に、その言葉に、身体を甘い電流が流れる。




「俺の26年を、受け止めてよ」




そう言って陽太は私を抱きしめたまま、そっと体重をかけた。





甘く鈍い痛みに耐えながら、その腕に抱かれながら、私は陽太を受け止める。

陽太はモテるし、山下さんみたいな素敵な元カノもいる。

だけど、私を思う気持ちは本物なのだ。

26年間も、私を思い続けてくれたのだ。

その事実が嬉しくて、私の頰を涙が伝った。



< 163 / 271 >

この作品をシェア

pagetop