パラレルワールド
1章
私、高橋夏海は、今、すごく眠たい。

地獄の朝7時を知らせる目覚ましが、部屋中に鳴り響く。

「ああ、また朝か」

ぽつりとつぶやいてみる。
もちろん誰も答えてはくれないが、そんなことはどうでもよかった。

「学校行きたくないなー」

またつぶやいてみる。
なんにも変わりはしないのに。

重たい体を持ち上げ、ベッドから離れる。
階段を降りると、いつも通りの母が、いつも通り告げる。

「おはよう」

今日も1日が始まったのだと、実感する。

朝食をとり、私の通う高校の制服に身を包むと、一気に気合が入る。

さあ、一日頑張るぞと。

支度ができたので、玄関に向かい、靴を履いて、カバンを持つ。

「いってらっしゃい」

「いってきます」

ドアを開けると、眩しい光が私を照らす。
そして、私は歩き出す。
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