【完】俺が幸せにしてやるよ
「戻って来いって言われるかもなんだよ?」
そんな事言われても戻ることは嫌だなって思うけど。
「それは不安だ。でも今のところは実の両親よりも俺たちのほうが陽葵に好かれてる自信がある」
さすが。悠斗くんらしい。
「確かに悠斗くんたちのほうが好きだけど⋯⋯」
好きな度合いは絶対に悠斗くん達が上。
それは一生変わらないと思う。
そういうとほらなって顔をされて正直困る。
今、そんなドヤ顔する場面かな?あれ?
「⋯⋯わかった。頑張る。終わったら⋯⋯抱きしめてね」
柄でもないことを言ってみる。
言って恥ずかしくなって後悔したけど。
「ふっ。当たり前」
一回は向き合わないといけないよね⋯⋯。
頑張ろう。