猫系男子の寝言
ロマンチックな恋なんて期待しちゃダメ


この文に今、目を落とした貴方。


ほら、そこの貴方ですよ。


貴方は運命というものを信じますか。


私は信じている一人です。


絵本や小説、アニメ漫画を目に通せば


運命ネタなんて腐るほどあったでしょ?


そりゃあ、本当に自分だけの王子様がいると信じていましたとも。


いや、うん。


今でも信じています。


なぜなら、その運命の人に会えましたから。


その王子様は、高校に入学してクラスに入った時


私の隣の席で机に突っ伏して寝ている人でした。


……いや、王子様じゃない。


猫です。
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