貴方が、心の底から好きでした。
ある日の冬の日


リンside












「じゃあ、元気でね!

あんまり雪ちゃんに迷惑かけちゃダメよ?

雪ちゃんもこの子が何かしでかしたらいつでもここに来ていいからね?!」





ママの元気で少し寂しそうなお見送りに




困った顔で笑う貴方と




楽しそうに笑う雪さん




そのあと少し3人は話して




ついにやってきた、お別れの時間



「じゃあね、母さん。リン。」



「たまには顔見せなさいよ?!

じゃないと、リンちゃんあんたのことなんて忘れるんだから!」





ママが抱っこしてくれたおかげでハルと同じ目線



まだハルを困らせるママは子供みたい




「リンは忘れないよなー?

また遊びに来るから、いい子でな」




私の頭に乗る、変わらない優しい手



離れていく寂しさについ、止めそうになってしまう



その温もりと入れ替わるように



また優しい手




でもその主は




「またね、リンちゃん」





貴方の大切な人

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