心の鎮痛剤を下さい-夜間生涯学習の先生-(実話)
先生の後について保健室に入った。


「先生、いろんなカギ持ってるんだね」

「うん、学校中案内できるよ」

振り返ると、私の歩いてきた廊下にポタポタと水滴が残ってる。



「嫌じゃなかったら俺の体育ジャージ着る?洗濯してあるし、そのまま着て帰っていいから」


着替えるのは抵抗があるけど、あまりにもびしょ濡れだし

すぐ帰るにも、このスコールなら運転が危ない。


「うん貸して、雨が弱くなったら帰るね」

「職員室から、ジャージ取ってくる」
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