社会更生ディスカッション
苦しんでいる斉藤の姿も目に入ったが、
俺は画面から目を逸らした。
憎いヤツだと思っていたが、こんな形で終わるなんて。
ずっと目を逸らしていた時。
処刑が終わったのか誰の叫び声も聞こえなくなった。
ちらっとモニターに目をやると、
周りが床に倒れこんでいる中、
藤崎は涼しい顔をしてそれを見ていた。
藤崎斗真。
アイツはどんなヤツなんだ。
ぐっと、手を握りしめる。
「彼とあたるのは危険だね」
俺はこれからの議論で勝ち上がることが出来るんだろうか……。
もし、藤崎のようなヤツに出会った時。
俺なりのディスカッションをすることが出来るのだろうか。
ディスカッションの見学は後味悪く終了した。