社会更生ディスカッション
「おい、意見に水を差すようなことはやめろ。
俺達は命をかけてディスカッションをしてるんだぞ」
新庄あきら。
コイツも自分の意見はしっかり言ってくるタイプだった。
自分の芯を持っている。
恐らく作戦に気づいているわけではないと思うが……。
藤崎の反応はどうだ?
ちらっと横目で見てみるが、
特に焦る様子もなくへらへらしながら言った。
「ごめんごめん。
この議題定義が難しいものだからつい……。
命はかかってるけど、気を張っていたら疲れちゃうよ。
気楽に行こうよ。ねっ?」
「ちっ、キチガイか……面倒くせぇ」
新庄は舌打ちをすると、
目を付けられることを避けてかすぐにディスカッションに戻った。
藤崎のさっきの言葉。
意味は未だに分からないまま。
瑛人がいれば、すぐに分かったかもしれないのに。