社会更生ディスカッション
彼は概念ごとひっくり返し、
さも自分の意見を正しいものするヤツだ。
全てヤツのシナリオ通りに動かされてんじゃねーか。
この展開は全部、藤崎が仕組んだもの。
それぞれの幸せを言わせるところから、
定義はないという意見に決まるまで全部。
藤崎が仕組んだものだ。
止めなくては、早く。
俺はとっさに手を挙げて言った。
「待って下さい!
お題は幸せを定義せよというものです。
なので、定義出来ないという答えは答えにならないんじゃないでしょうか?」
「は?何言ってんだよ、突然」
「そうよ、あなただって同意してたでしょ?」
「お前もキチガイか?
残り時間僅かで何を言ってるんだよ」
俺は一斉に批判を浴びる。
違うんだ。
そうじゃないんだ。
藤崎がやりたかったこと……。
それは……。