社会更生ディスカッション
【江川ちひろ】が小さな声で言う。
「だから〝自分の幸せ“とするのではなく、
どんな時に幸せを感じるか
というのを皆さんで話し合えば良かったんですよ」
恐らく、最初の藤崎の言葉は誘導の言葉。
『色んな意見がありますね。
人間みんな人それぞれなので、幸せの形が色々あって面白い』
それに江川ちひろが引っかかったということだ。
誰も話すことが出来なくなった時。
彼は最後の言葉を言い放った。
「答えを出してくださいの回答に答えることは絶対。
出来ないは論外だと、僕は思います」
そしてまた、彼の答えで討論をしめるかのようにブザーは鳴った。
ブーー!
「制限時間になりました」
また同じ。
昨日と同じ衝撃が走る。
周りはしまったという顔をしていた。