社会更生ディスカッション





【1】と書かれた扉を開ける。

するともうすでに人は集まっていた。


人と話している時間も恐らくないだろう……。


俺はすぐに自分の名前がかいてある席につくと、今回はいつもと違う仕様になっていることに気がついた。

イスと机が普段ディスカッションしているものと違う気がする。


それに、いつもより席がひとつ多いな。

いつもは7人のディスカッションが今回は8人。


これは何か意図があるのか……?


ブーーー!


その時、アナウンスが鳴った。


「制限時間になりました。今現在、部屋に入っていない人を射殺します」


ごくりと息をのむ。

この瞬間はいつだって嫌な気持ちになる。


もうあのVIPルームが映らないように。


そう願っていたら、画面は何も映すことなく、アナウンスは言った。



「今回、射殺の対象者はいません」


< 198 / 317 >

この作品をシェア

pagetop