社会更生ディスカッション
「では皆さんは、今から15分以内に部屋に戻ってください」
ざわざわしながらも、周りにいた人たちは意味が分からぬまま次々に帰って行く。
その様子をぼーっと見つめていたら、千春が遠くから俺を見ていた。
生きていたのか……。
昨日のディスカッションでもしかしたら……と思っていたけど、ほっとした。
心配そうにこっちを見ていたから、俺は力強く頷いた。
大丈夫だ。
元々、あの時殺されていたんだから。
しばらく経つとこの場所には俺と、瑛人と村田義彦だけになった。
「私と話している時に瑛人が名前をあげた人物がキミだったんだ。
キミはラッキーだったな」
「俺はそうは思いません」
「あの時殺されていた方が良かったかな?」
「…………っ」
ぐっと黙ると、村田義彦は不適に笑う。