社会更生ディスカッション
「失礼だな。条件はみんなと同じ。俺だって負けたら死ぬことは変わらない」
「そんなわけないだろ!あの人が瑛人の実の父親なら殺せるわけないだろ」
「そういうところが良樹は甘いんだよ。
……やるよ、あの人なら絶対ね」
瑛人は感情の無い顔で笑った。
「まっ、まさかこんな形になるとは思わなかったけど……」
小さな声で瑛人がつぶやいた時、村田義彦がやって来た。
「システムが整った。今からルール説明をしよう」
えらく早いな。
「が、その前にひとつ言っておくことがある。
これから始まるディスカッションはスタートの合図とともに全国放送で放映されることにした」
「は……」
俺の乾いた声が漏れる。
「もともと、今日の特別ディスカッションでも放映は決まっていたからな。
それに伴い、ディスカッションの勝敗はテレビを見た人の投票で決めてもらう」