社会更生ディスカッション
すると瑛人はにっこりと笑っていった。
「僕は負けないよ。父さんの息子として負けることはありえない」
男は瑛人の言葉を聞いてうんうん、とうなずいている。
まるで自分の息子が負けるはずがないともいいたげだ。
それにしても、自分の息子の命を簡単に差し出せる父親……か。
「俺も絶対負けない」
俺は力強くそういった。
少なくとも、俺が勝てば瑛人が死ぬことはないだろう。
本来の父親がここにいて、息子を殺すなんて出来っこないから。
「では、ディスカッションスタート」
こうして俺と瑛人の異例のディスカッションが始まった――。