社会更生ディスカッション





ドキドキと緊張している中、

その途中で藤崎は先を歩く朱莉と千春に聞こえないくらいの小さな声でつぶやいた。


「それにしても、やっぱりキミは賢いな」

「えっ」

「このディスカッションで俺に協力を要請したのは、別に俺の力が欲しかったわけじゃないだろう?」

「……っ」


俺は黙っていた。

藤崎は俺の意図に気づいたのか?


確かに、藤崎がいれば議論の質を高めることが出来ると思った。


だけど、それは本当に協力してくれたら、の場合のみだ。


敵にまわるかもしれないリスクを追ってまで藤崎の力を借りる必要はないと思った。


朱莉と千春がいてくれるのなら。


でも、それでも藤崎を呼んだ理由は……別にある。






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