社会更生ディスカッション
時間内にこの部屋に集まらなかった者はいなかった。
最後という言葉にみんな期待を持っている。
これさえ終われば、ここで勝ち上がれば帰れる。
そんな期待の中、ぶつかり合うディスカッションはどんなものになるのだろう。
そう考えていた時、アナウンスがぶちっと切られた。
そして発した声は聞き覚えのある声だった。
「今からディスカッションを始める。
最後のディスカッションはスカウトディスカッションだ」
村田義彦の声だった。
スカウトディスカッション……。
今までとは違うことは明らかであった。
「このディスカッションは点数は関係ないものとする。
今、モニター越しにそれぞれの会社の人事担当者がキミたちの議論を見ている。
ディスカッション終了後、採用したいと思った人に投票をしてもらう」