社会更生ディスカッション
ぎゅっと手を握り、震える身体をなんとか収めようとする。
しかし隣にいる、女子は身体の震えが止まらないようだった。
こんなのあり得ないだろ……。
すると、また女性の機械音は何事も無かったかのように鳴り響く。
「ではゲームを開始します。
議論の時間は30分です
〝議論のテーマはピンチにたたされた時、どうするのが一番よいか”です。
では始めてください」
ピッっという音が聞こえ、
目の前のモニターに残り時間と議論のテーマが大きく映し出される。
30分の話し合い……。
時計は進んでいるにも関わらず俺たちは誰も口を開かなかった。
どうする、どうすれば……。
どうやって議論をしたらいい。
授業の一環でやっていたとはいえ、
こんな状態では、行動を起こすことすら怖かった。
しばらく時間がたったとき、俺の左隣に座っている男は言った。