社会更生ディスカッション
自分の部屋に一度入ると出て話すことは禁止されているが
この場所なら許される。
情報集めも今のうちにしておいた方がいいだろう。
話している輪の中に入ろうとした時。
ーーピリッ。
輪の中の空気が想像しているものと違うことに気がついた。
普通に話をしていると思ったけど、みんなそうじゃない……?
目が鋭い。
いかにここで味方してくれる仲間を作るか。
そういう目をしていた。
もしかしてもう、ディスカッションは始まってる?
情報集めなんて悠長なことを考えていた俺は
もうすでに出遅れているのか?
焦ったが、結局その輪に入ることが出来ず、そそくさと席についた。
マズイな……出遅れた。
すると、一人の女子が俺に話しかけてきた。
「良樹……?」
「えっ、」