社会更生ディスカッション
だけど、みどりがいてくれるだけでまだ安心感がある。
「本当だって!俺はみたんだよ!」
すると、グループの中で話している男の声が耳に入った。
「昨日、1番の部屋からは誰も出てこなかったんだ。
だぶん全滅したんだろうよ」
1番……!?
1番って瑛人が入って行った部屋じゃねーか。
全滅なんて……ウソだろ……。
アイツは冷静でしっかりしていたから
きっと大丈夫だろうって思ってたのに。
「嘘だろ……」
俺は拳を力強く握った。
「どうしたの、良樹?」
「いや……なんでもないよ」
ダメだ。
悲しいが、今は悲しみに浸っている場合じゃない。
いつ自分が命を落とすか分からないゲーム。
生半可な気持ちでやっていたらすぐに自分が餌食になる。
俺は悔しい気持ちを抑えて、気持ちを切り替えた。