この世界は7で終わる




【グレイン・シンドローム / Grain Syndrome】

別名:ユグドラシルの種




西暦2603年に小惑星グレインの衝突によって発生した原因不明の症候。動物、とりわけ哺乳類が感染しやすく身体の細胞が突然変異し樹化症状を引き起こす。人間の細胞組織の場合、およそ発症から7日で完全な樹化が形成され死に至る。この症候により爆発的な人口減少が起こった。


なお、その進行速度には個体差があり、進行度は一般的に下半身や末端部分が速く、脳や心臓付近は比較的進行が遅い。そのため進行度末期まで言葉を発することが可能。また、末期症状では記憶障害や機能障害、意識障害を引き起こす場合がある。


樹化が始まると食欲が抑制され栄養素の受給を必要としなくなる。多くの場合は喉の渇きから水に対する欲求が強まるが、樹化途中での水分摂取は進行を促すことにも繋がる。

完全樹化した人間は絶命するが、その場合の樹木は枯れることがない。そのため世界各地に未だ人間が樹化した姿が数多く散在している。その事象が『ユグドラシルの種』の由来とされている。




しかし、200年を過ぎた頃から症候の沈静化が見られた。詳しい原因が分かっておらず各地で調査が行われている。188年現在、新たなグレイン・シンドロームの発症例は確認できていない。



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