【BL】好きになってよ。



そのまま沈黙が続く。


僕は普段からしんちゃんと一緒にいる時の沈黙を苦痛に感じない。


しんちゃんの隣にいることが、居心地いいから。



「あのさ」



しんちゃんが口を開く。



「どうしたの?」



僕は先を促した。



「告白の話。

...いつか改めて返事する」



...え?


しんちゃん、それどういうこと?


だってしんちゃん、あの日否定したじゃん。



「しんちゃん?」


「んだよ」


「最近なんかあった?」


「は?」



...こういうところは変わんないんだけどなぁ。


普段僕と一緒にいる時の雰囲気が変わった気がするんだよ。やっぱり。


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