女人天国
焼きそばを二つ受取りゆうきはビーチへ戻った。

心配とは裏腹に由良は城作りに熱中していた。

「おまたせ」

買ってきた熱い焼きそばを由良に渡した。

「ありがとう」

タオルで手に付いた砂を払い受け取った。

「何もなかった?」

「何もって?」

きょとんと不思議そうにゆうきを見つめる由良。
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