【短編集】先生×生徒〜しあわせStory〜
沈黙が続く。



何か話さなきゃ

そう思うんだけど何も浮かばない



その沈黙を破ったのは意外にも先生の方だった


「ごめん」

『いや、私こそごめんなさい』

「あれ以上言っちゃうと、こうやって送ったり、話したり出来なくなっちゃうからさ」


そして

「一応俺、教師だから…」

と付け足す


『そうですよね…さっきのは忘れて下さい!』

「ごめんな…」


もう謝らないでよ
余計惨めになる


私、告白もまともに出来ずに振られたんだね




その後結局家に着くまで沈黙が続いた



『ありがとうございました』

「おう、いつでも連絡しろよ?」


そう言って先生は車を走らせた。




教師だからって言ってた癖に連絡してって
矛盾してるよ先生…




結局メールも電話もしなかった


というより出来なかった。



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