【短編集】先生×生徒〜しあわせStory〜




でもそれが悔しくて、本気なんだって知って欲しくて


今日こそきちんと告白しよう!!と決断した私は、昼休みに…




『加藤先生!』

「ん、どうした?」

『今日話したいことがあります』

「あー、じゃあ放課後職員室来な?」

『職員室じゃ、ちょっと…』

「なんだよ、なんの話?」


めんどくさそうな反応をする先生なんか気にせず、私は


『誰もいない場所がいい!』

「…じゃあ図書室でいいだろ」

『うん、図書室で決まり!放課後絶対来てくださいね』

「はいはい」



よしっ!!




自分で言うのもなんだけど、

私の取り柄は明るさとポジティブなところ

絶対折れないんだからっっ





私の学校はどちらかと言うと体育会系の部活に気合いの入った学校で

図書室で勉強する人も、本を読む人も今までで1人しか見たことがない



その1人と言うのは、加藤先生



先生は本を読むのが好きらしい。


だからね、たまに息抜きに図書室で本を読んでるの知ってるんだ




前に1回だけ、いつも補修の授業で使っている数学準備室が使えない時

図書室で補修したこともあった。




そんな図書室で今日、私の気持ちを伝えるんだ!!



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