2度目のFirst Love
昼休み、みんなでご飯を食べているとスマホが震えた。



“今日の放課後空いてる?”



秋生からだった。



“空いてるけど何で?”

“部活休みになったから何処か行かない?”



秋生からの返事は早かった。


どうしよう。


今会ったら自分の気持ちに歯止めが効かなくなるかもしれない…そう思うと怖かった。



「どうしたの?」

「秋生がどっか行かないかって……」

「え!? 早瀬が!? てか部活は!?」

「休みになったんだって」

「会うの?」

「…………」



愛が小さく笑った。



「もしかしてこの前話したこと気にしてんの?」

「いや、そういう訳じゃ…あるかもしれないけど、それだけじゃないから……」

「あんなこと言ったあたしが言うのもなんだけど、会いたいか会いたくないかじゃん? 少しでも会いたいって思うなら会えば?ってあたしは思うけどね」



愛にアドバイスをもらって、少し考えて終生にLIMEを送った。






< 55 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop