もう一度、恋して下さい!
明日…?

モヤモヤしながら

眠りにつき




翌朝、会社の前でいつも通り悠樹に挨拶をしようとすると



「晄~!!!」



って、会ったこともない女の子に
抱きつかれる



もちろん、注目の的




「ネクタイ曲がってるよ!」


グイッと、引き寄せられた


「話を合わせて、そうしないと
宮崎さんが、酷い目にあうわよ」


は?

何?


全く状況がわからない



腕を組まれる

俺の視界には、悠樹がプイッと顔を背け
会社に入って行く姿が見えた



「私! 広報の中村早苗です!
あなたのこと、ずっと好きだったんです!
今日から、私が彼女ですからね!
宮崎さんとは、別れて下さいね!」




中村の声がまわりに聞こえているはずもなく、俺達の姿を見た人が噂をして




「楢山さん… 最低…」




俺の株は、急落した



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