もう一度、恋して下さい!
会社に戻ったのは、夕方

スケジュール調整して
今後の対策を考えていた


奥の試作室から女の子達の声がする


悠樹の姿がないから、そこにいるんだろう


黙々と入力作業をしていると

「ジャーン!」


今回のスイーツ!!


「楢山さん!美味しく出来ました!」


俺には、スイーツよりも
悠樹の笑顔がなによりのごちそうだ



「ん!?うめぇ!!」



なんで!? 俺が試作した時より
全然美味しい!!!



「良かった!」



微笑んだ悠樹が愛しくて
皆がいなかったら、抱きしめたいほど


頭の中にあった中村へのイライラとか
すっとんだ



「よっしゃ!やる気出た!!」








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