白い虎と蝶 ~絆~


彗の言葉に自分の世界に夢中だった俺は彗のパソコンに飛びついた。



パソコンを覗くと肝心の本当の名前と過去の出来事はなかったけど、確かにまなの情報だった。



そこには顔写真もあった。



「おい、かなめ」



彗が動かしたマウスの方を見る。



「っ!!」



そこにはまなが男に犯されている時の写真、いわゆるレイプ写真があった。



アイツが言ってた男に無理やりってこれのことか?



「おい彗。これ……調べろ」



よく見ればその写真が同意の上での行為じゃないただのレイプなのはわかる。



だけど、まるで同意の上のようなアングルで撮られている。



公開されてるってことは他のやつも見れる。



だけど、まながほんとに白蝶なのはわかった。



なら、なんで………?



「明日まなに直接会って話を聞く」



あいつが白蝶ならまず、いろんな情報を持ってるだろう。



それを教えてもらうのを第2の目的として、いちばんはあいつがなんで俺に、俺たちに過去の話をしたりしたのか。



なんで出てこなかった情報が再度検索したら普通にでてきたのかが先だ。



「明日俺がここに連れてくる」

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