白い虎と蝶 ~絆~


それでも私は前は向いた。



新しく隆さんたちのような人と出会えたら全部を話して、朱雀を一緒に倒して欲しいと言うと決めたから。



新しい家族は探しても探しても見つからなかった。



なかなか見つかるものじゃないけど。



それでも、早く見つけたかった。



兄がいることは聞いてたけど私のことを探してるとは思ってなかった。


やっと……見つけた。



やっとだよ。



私は重たくなった瞼を開けようとしたけど、勝てなかった。



そのまま、かなめの腕の中で眠った。



















「俺がつばきの大切なもの、全部守ってやる」















「…………好きだ」














かなめがそう言ったのを私は知らない。

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