幼なじみの溺愛が危険すぎる。 〜中学時代〜
練習を終えて部室に戻ると、
竹内がりり花に話しかけているところだった。

竹内は頬を紅潮させてりり花を見つめている。


どちらかといえば童顔で可愛い顔立ちをしている竹内に、
りり花がお姉ちゃんモードを発動したらまずい。


竹内が擦りむいた片腕をりり花に差し出したところで、竹内の腕をつかんだ。


「マネージャー、竹内の腕、手当してやって」

マネージャーが救急箱を持って竹内のもとにやってくるのを確認して、
りり花の頭にぽんと手をおく。

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