幼なじみの溺愛が危険すぎる。 〜中学時代〜

シャワーを浴びてパジャマに着替えて、


ベッドサイドに座る。


幸せそうに寝息を立てて眠っているりりちゃんの頬にそっと触れた。



「りりちゃん、俺、りりちゃんの弟じゃなんだよ。
俺だって、ちゃんと…男なんだよ」




颯大になんか、りりちゃんのこと、あげない。


ゆっくりと顔を近づけると、心臓がドキドキと高鳴る。


「りりちゃんもいつか俺にドキドキしてくれる?
俺のこと、好きになってくれる? 」



りりちゃんの頬を包む手のひらが細かく震える。



ゆっくりと顔を近づけて、


眠っているりりちゃんの唇に


そっと自分の唇を重ねた。

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