さよなら、嘘つき君。




そんな中、こころちゃんという存在が現れた。

彼女にも、他の女の子みたいに優しく笑顔を振りまけば、仲良くしてくれる。そして時期に俺に好意を持つ。

――そう思ってた。

それなのに、彼女は他の女の子とは違うようだ。


2年初日の放課後から、あんなに自分の心の中を土足で踏み入ろうとするとは思わなかった。ましてや「本当の俺と仲良くなりたい」発言。あれには、思わず笑ってしまった。


そして、なんだか彼女を見るたび、胸がわくわくした。



< 59 / 78 >

この作品をシェア

pagetop