おばさんガール
三津代の実家は、今の三津代のアパートの隣の隣の町だ。

歩くと30分、バスなら10分足らずの距離。


しかし、町の様子は様変わりしていたし、以前使っていたバス停が無くなっていた。


三津代は記憶を頼りに、歩いてみることにした。


「それにしても…体が重い。ダイエットしなくちゃ。」

まだ痛む足を引きずりながら、ゆっくりと歩き始めた。

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