覇王と女官の恋~囚われの花嫁~
女官へ
「すみませーん」

「はい。何でしょう」

杏は天然石が売っている店にいった。

「丸くて真ん中に穴が開いている
 天然石はありますか?」

「ありますよ」

「100個でいくらぐらいしますか」

「5500円くらいかな」

「じゃあ、ください」

店の店主が驚いていたがお金を見せる
とあっさり商品を渡した。

「機会があればまたよろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします」


どの店よりも質が良く、値段も良心的
だったのでこっちで買った。

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「さて、どうデザインを作るか」

杏はまず、絵を描いてイメージを固めた。

「まずは首元に30個、手首に16個ずつ
 ぐらいでいいかな」

多く使い過ぎても邪魔になると思い
そのぐらいにした。余った物は
何かあった時に残しておいた。

「明日、皇帝の採寸をしにいこう」

天然石と糸を用意して、明日に備えた。

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