覇王と女官の恋~囚われの花嫁~
皇帝
「浩然、あんた早く結婚しない」
 
「分かってますよ、皇后」

「何も分かってないわ!!
 側室もいないなんて」

皇帝である浩然は貴妃もいなければ
側室もいなかった。

「女官でもいいから誰かいないの」

「・・いません」

正直恋愛に興味がなかった。
どうせ、財産を狙っているやつらしか
しないと思ったのだ。
あの時までは・・

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