覇王と女官の恋~囚われの花嫁~
出産
季節は冬になり、雪が降っていた。

「はぁ、あぁー」

「後、もう少しで出てきます」

「うっー、はぁ」

「産まれました。男の子でございます」

杏は何とか力を振り絞って力を入れた。
産まれた子供を見ると、とても可愛い
顔をしていた。

「少し、お休み下さい。後は私達が
 お世話をさせていただきます」

「あぁ、頼む」

体力を消耗したので、寝ることにした。
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