白のアリア
白の国へ
 こんなはずじゃなかった。
 揺れる馬車の中、アリアはぎりぎりと歯を噛み締めた。
 アリア.トゥルークスは陽の国アルステルスの第一王女だった。
 男子がいないので、当然 自分が国を継ぐのだと思っていた。……が、アリアの生みの母の身分は低く、
結果妹姫リディアに負けた。
 アリアは北も北の国へ、嫁ぐはめになったのだ。

 アリアは自分の身を嘆いた。
 しかしどうにもならなかったのだった。
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