悪魔と天使のエクセトラ








「実は、二年前にスレク王子から頼まれたんだよ。『もしリリアが危険に晒されそうになったら、リリアとの婚約について考えてほしい』ってね。」





まぁ…!お兄さまったら、いつの間にそんなことを……!?





「俺はそのことに反対はしなかったよ。リリアのことは好きだったし。」





「そうですのね…。もう、お兄さまったらちゃんと伝えてくれればいいのに…。」





「あはは、スレク王子らしいね。」





次の瞬間、マルスの笑みが悲しい顔へと変わる。





リリアは、部屋のドアへと目を移した。







< 208 / 259 >

この作品をシェア

pagetop