Miss you・・・
離したくなくて
「大体なんでおまえは俺をかばうんだよ!ああいうときは自分の命優先だ!ったく、俺おいて逃げろよバカ野郎!」
「社長が俺の立場だったら、俺と同じことしたくせに」と蘇我さんに言われた塩見さんは、グッと言葉を詰まらせていた。

その通りだから反論できないのだろう。

「とにかく、武臣(たけおみ)が直前に連絡くれたから、俺たち助かった」
「いくら視えても、僕ができることは限界があるから・・・よかったです」
「視えすぎるのも酷だよな。心配かけたな、武(たけ)」

その会話の意味は、正直よく分からなかったけど、社長も蘇我さんも無事だということが大切だ。
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