Miss you・・・

「今日ね、秀吉さんが先生にあいさつしたよ」と明から聞かされたのは、蘇我さんが出て行ってすぐのことだった。

「・・・え？どうして！」
「僕の“ほごしゃ”だから、先生にも知っててもらわないといけないんだって」

そんな・・・保護者だなんて！
今日は私がこんな体だから無理だけど、明日にはここを出るつもりだったのに！

「あとはね、博や梶をここに呼んでもいい？って秀吉さんに聞いたら、まずは母ちゃんの体がよくなることが一番大事だから、よくなったら考えるってさ」

そんなことを明に言うなんて。
まるでずっとここにいるような口調じゃないの！
蘇我さんが帰ってきたら、ちゃんと言わなきゃ。

カッカしたら頭痛がしてきたので、私はソファにごろんと横になり、ひざ掛けに包まった。

少し寝よう。