Miss you・・・
「マユは今病院だ」
「ええっ!何かあったの?怪我?病気?」
「過労と栄養失調。だから今夜の仕事は休ませる。っつーか、今後一切、あんたのとこへは行かせない」
「それは困るわよ。マユちゃんはうちの店のスターなんだし」
「働きすぎて体壊してんだ。これ以上無理させられるか!それにこいつには息子もいるんだよ!そこんとこ、よく考えろ!」と彼はまくし立てると、携帯をブツッと切った。

一瞬だけ、その場がシーンと静まった。
その静寂を破るように、私が口を開いた。

「あの・・・お気持ちはありがたいんですけど、私、仕事をしないと息子を育てられないんですよ!やっと見つけた仕事だったのに・・・なぜあんなこと言うんですか!」

この人は私を助けてくれたんだから、冷静に、冷静に。
と自分に言い聞かせていたけど、気づけば私は彼に向かって怒鳴っていた。

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