15歳、今この瞬間を
「夢希きょろきょろしすぎ(笑)」
「…」
佐久田くんに言われようやく落ち着くあたしは、ただの子供だった。
恥ずかしくなってうつむいたあたしの視界に入ったのは、アジサイ柄の浴衣。
そう、あたしはまだ、今着ているこの浴衣さえも買えない…ただの子供。
転校ばかりさせる親に恨みを持っていても、結局その親がいないと生きてはいけないんだ。
「今年はスゴイ人だな。俺テキトーに何か買ってくるから、ロウと夢希はその辺で待っててくれるか?」
「わかった。じゃあご神木のところにいるわ!」
「了解!」
そういうと菊谷くんは、人ごみをかき分けながら、屋台が並ぶ方へ歩いて行った。
「夢希、あれがご神木だから」
「うん」
あたしと佐久田くんは、神社のご神木を目指して歩いた。
「近くで見ると、大きいね…」
「そうだな」
きっと樹齢何百年とかなのだろうご神木は、その樹齢に反してとても力強く感じた。
「…」
佐久田くんに言われようやく落ち着くあたしは、ただの子供だった。
恥ずかしくなってうつむいたあたしの視界に入ったのは、アジサイ柄の浴衣。
そう、あたしはまだ、今着ているこの浴衣さえも買えない…ただの子供。
転校ばかりさせる親に恨みを持っていても、結局その親がいないと生きてはいけないんだ。
「今年はスゴイ人だな。俺テキトーに何か買ってくるから、ロウと夢希はその辺で待っててくれるか?」
「わかった。じゃあご神木のところにいるわ!」
「了解!」
そういうと菊谷くんは、人ごみをかき分けながら、屋台が並ぶ方へ歩いて行った。
「夢希、あれがご神木だから」
「うん」
あたしと佐久田くんは、神社のご神木を目指して歩いた。
「近くで見ると、大きいね…」
「そうだな」
きっと樹齢何百年とかなのだろうご神木は、その樹齢に反してとても力強く感じた。