15歳、今この瞬間を
「…」
寝ぐせ、後で直さなきゃ…。
鏡に映る自分を、あたしは何度も確認していた。
菊谷くんと……彼氏と一緒に誕生日を過ごすって、どうすればいいのだろう。
昨日の今日で、渡せるプレゼントもない。
そもそもまだ、彼氏ができたという実感も、彼女になったという実感もないのだけど。
「あ」
短く声をだしたあたしは、スマホを手に取った。
《ありがとう。佐久田くんも、おめでとう》
佐久田くんから誕生日おめでとうとラインが届いていたけど、あたしは返すのを忘れていた。
《昨日は、あれからどうしてたの?》
あたしは、昨日佐久田くんがジュースを買いに行ったまま戻って来なかったことが、気になっていた。
《あぁ、連れと会って盛り上がっちゃって》
「……」
それならいいんだけど……。
《それより聞いたよ。リョウと付き合うんだな》
《うん》
第三者から言われたことで実感が増したあたしは、ぽかぽかとあたたかくなった。
本当に、彼氏彼女になったんだ……。
寝ぐせ、後で直さなきゃ…。
鏡に映る自分を、あたしは何度も確認していた。
菊谷くんと……彼氏と一緒に誕生日を過ごすって、どうすればいいのだろう。
昨日の今日で、渡せるプレゼントもない。
そもそもまだ、彼氏ができたという実感も、彼女になったという実感もないのだけど。
「あ」
短く声をだしたあたしは、スマホを手に取った。
《ありがとう。佐久田くんも、おめでとう》
佐久田くんから誕生日おめでとうとラインが届いていたけど、あたしは返すのを忘れていた。
《昨日は、あれからどうしてたの?》
あたしは、昨日佐久田くんがジュースを買いに行ったまま戻って来なかったことが、気になっていた。
《あぁ、連れと会って盛り上がっちゃって》
「……」
それならいいんだけど……。
《それより聞いたよ。リョウと付き合うんだな》
《うん》
第三者から言われたことで実感が増したあたしは、ぽかぽかとあたたかくなった。
本当に、彼氏彼女になったんだ……。